リハビリについて

こんなワンちゃんにおすすめです
  • 手術後、できるだけ早く以前のように歩けるようになってほしい
  • 椎間板ヘルニアの影響で残ってしまった麻痺を改善させたい
  • 高齢になって、だんだん足腰が弱ってきた
  • 肥満気味なのでダイエットさせたい
  • 持病によって低下した運動機能を改善させたい
  • いつまでも元気に過ごしてもらうために、健康を増進させたい

病気後・手術後に低下した運動機能の回復をはかります

病気や怪我などで運動機能に障害を持ってしまった場合、その部位をカバーするために、他の部位に負担がかかってしまうことがあります。人間であれば、自分の運動機能が低下していることを理解して、正常な体に戻るためにリハビリに取り組もうとすることができますが、ワンちゃんにはそれができません。そのため、動物病院では私たちスタッフが、ご自宅では飼い主様にご協力頂いてリハビリを行う必要があります。
リハビリは、ワンちゃんの一生の健康を守る上で大切な治療の一環です。当院ではワンちゃんに対してできる限りのサポートを行って、本来の生活を取り戻してもらうように努めています。

ワンちゃんは言葉で「痛い」「しんどい」と訴えられないから

ワンちゃんは人間のように、言葉で「痛い」「しんどい」と訴えることができません。だからこそ当院では、常にワンちゃんの状態に配慮しながら、負担をできるだけ軽減したり、積極的に参加してもらうために、スタッフが何度も話しかけたり、お菓子をあげたりするなどして、楽しい雰囲気の中でリハビリを行うようにしています。
飼い主様の中には、リハビリに対して「辛そう」「かわいそう」などと暗いイメージを持っている方もおられるかもしれませんが、そのイメージ通りのリハビリにならないように、「明るく楽しいリハビリ」の実施を目指しています。その雰囲気を少しでも飼い主様にお伝えするために、リハビリ中のお写真や動画などをお渡しするようにもしています。

獣医師と専門スタッフが最適なプログラムでリハビリします

「手術後の歩行訓練」「高齢による運動機能の低下」「ダイエット」など、様々な理由でリハビリを行いますが、その目的によってリハビリの内容は異なります。当院では、ワンちゃんの種類、性格、既往歴、生活環境、飼い主様の状況などを詳しくおうかがいした上で、獣医師と専門スタッフが最適なプログラムを作成します。

できるだけ早く・できるだけ本来の生活を取り戻す

リハビリの大きな目的は、「できるだけ早く・できるだけ本来の生活を取り戻す」ことです。しかし「本来の生活」とは、ただ「以前のように歩けるようになる」ことだけを指すのではありません。運動機能の回復だけでなく、ワンちゃんや飼い主様の精神的な改善も含まれています。痛みがあったり、筋力が低下したりしているために上手く歩けなかったワンちゃんが、少しずつ以前のように歩けるようになると、ワンちゃんは元気を取り戻して明るくなり、活き活きとした表情になっていきます。それを目の当たりにした飼い主様、そしてスタッフたちも明るい気持ちになり、表情も活き活きしています。
このように運動機能の面でも、精神的な面でも「本来の生活」を取り戻すサポートをさせて頂くのが、当院のリハビリです。手術後の影響や高齢によって低下した運動機能を回復させたい方や、ダイエットさせたい方、健康を増進させたい方など、是非お気軽に当院までご相談ください。

当院のリハビリメニュー

立位の練習

スタッフが保定しながら、立位(立った状態)が維持できるように練習します。

バランスボール

バランスボールを使って、体幹トレーニングなどを行います。

水中トレッドミル

水中トレッドミルには足元にベルトコンベアが設置してあり、その上を歩いたり、走ったりして運動機能の回復をはかります。

マッサージ

専門スタッフが手で優しくマッサージして、固まった筋肉をほぐします。

当院でリハビリを実施しているワンちゃんの症例

  • 椎間板ヘルニア
  • 膝蓋骨(パテラ)脱臼
  • 大腿骨頭壊死症(レッグペルテス)
  • 骨折
  • 股関節形成不全
  • 股関節脱臼
  • 馬尾症候群

など

和泉ブログFacebookTwitter
LINE大阪どうぶつ夜間急病センター大阪動物ERセンター